
【元気の処方箋】
将来の健康につながる 子どもの運動・生活習慣
| 風薫る5月、屋外で体を動かすのに良い季節です。しかし最近は、スマートフォン(スマホ)やタブレットでゲームなどをして遊ぶ子どもが増え、体力や視力の低下が心配されています。そこで、子どもの成長に重要な運動・生活習慣について、熊本大学大学院の井福裕俊シニア教授に聞きました。 (取材・文=坂本ミオ イラスト=はしもとあさこ) |
| 話を聞いたのは |
博士(医学)
日本運動生理学会評議員 日本体力医学会評議員 日本生理学会評議員 熊本大学大学院教育学研究科 シニア教授 |
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| Q.子どもの健康で気になることは?ーコロナ禍によって低下した体力が回復していません |
体力合計点 小学5年生の男女
体力合計点 中学2年生の男女 スポーツ庁 令和7年度全国体力・運動能力、運動習慣等調査から作図 小学校と中学校の体力合計点は、学校行事や活動、外出などが制限された新型コロナウイルス禍によって、コロナ禍前と比べて全国的に大きく低下しました(図1) |
| Q.体力低下が心身に及ぼす影響は?ー将来の「健康寿命」に関わる心配があります |
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体力があると「疲れにくい」というイメージがあるかもしれませんが、それだけではありません。肥満や高血圧、糖尿病などの生活習慣病のリスクを下げる、意欲や集中力を高める、免疫力を高める(結果、感染症にかかりにくくなる)―など、健康維持・増進に大いに役立っています。 |
| Q.体力を付けるにはどうすればいい?ースクリーンタイムを減らし運動する時間をつくりましょう |
[図2]朝食の摂食状況×1日のスクリーンタイム(小学5年男子)
朝食の摂食状況×1日のスクリーンタイム(小学5年男子)の一例 出典: スポーツ庁 令和7年度全国体力・運動能力、運動習慣等調査より ※女子も中学校の男女も同様な割合を示しています 体力向上に必要な運動時間の確保に向けて生活習慣を見直しましょう。 |
| Q.日常生活で保護者や周りがすべきことは? ー幼いうちは一緒に遊び 体を使う楽しさを体験させて |
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朝食に関する調査では、きちんと食べる子が徐々に増えています。学力に関しても朝食を取ることの効果がデータとして表れており、朝食の大切さが認識されてきていると思います。また朝食摂食には、「朝ご飯を用意し、食事を共にする」家庭の関わりの強さも見えます。 |
肥後医育振興会
福田 稠 理事 肥後医育振興会では、すぱいす「元気の処方箋」※1「子育て応援クリニック」「医心伝心」※2 を |
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