あれんじのページ

「あれんじ」 2013年5月4日号

【ママの心配・不安に応える 子育て応援クリニック】
アタマジラミ

 4月から保育園や幼稚園などに通い始めた子どもたちもいることでしょう。今回は、集団生活で流行する「アタマジラミ」についてお伝えします。

清潔・不潔と関係ない

 「しらみ」と聞くと驚かれるかもしれませんが、園や学校でアタマジラミが流行することは珍しくありません。清潔・不潔とは関係なく、他の子どもと頭(髪)をくっつけて遊んだ、同じタオルや帽子を使った、などでうつります。とてもかゆみが強いので、子どもが頭を“ボリボリ”かいていたら要注意です。


駆除の方法

 白く小さな卵が髪の根元近くについていないか調べてみてください。フケと間違えることもありますが、フケとの違いは指でこすっても取れないことです。また、ペットのノミ取り用のくしを使って髪をすくと、数ミリぐらいの虫が取れます。
 アタマジラミを確認したら、薬局で購入できるしらみ駆除用のシャンプーを使って駆除しましょう。かゆみが強い時には、髪をすいた後で駆除用シャンプーをしてもよいでしょう。取れた虫は60度以上のお湯につければ死んでしまいます。タオルやシーツは、日光に当てたり乾燥機にかけたりして駆除します。
 駆除用のシャンプーは卵には効きません。そのため3日に1度ずつ、残っている卵がかえるのにあわせて、3〜4回ほど続けて駆除する必要があります。アタマジラミがいなくなっても、卵の抜け殻は髪についたまま残りますが、害はなく次第に目立たなくなります。
 また、家族の髪にも卵がついていないか確認してみてください。卵が見つかれば、駆除は同時にしましょう。


熊本大学医学部附属病院
小児科
講師 中村公俊

 アタマジラミの流行は、連絡ノートなどを使って園と情報交換することで、効果的に診断や治療をすることができます。