【見る・知る・感じる 熊本まつり探訪】
玉祥寺のこのみやおどり
女装した若者の舞で 子孫繁栄を祈願 開催日:2月27日(日) 開催場所:春日神社(菊池市玉祥寺423) 植木インターから車で約20分、JR豊肥本線肥後大津駅から車で約25分 (問)菊池市教育委員会 ☎0968(25)1672 |
宮座交代に合わせ 五穀豊穣を祈願 |
菊池一族20代当主菊池為邦のころ(1446〜88年)、菊池市玉祥寺地区に守護神として建立された春日神社。毎年2月28日には、五穀豊穣を願い例大祭が行われます。 |
長襦袢に手ぬぐい、どてらに編笠のいでたち |
この踊りでまず目を引くのが、ユニークないでたちです。派手な長襦袢をまとい、頭に手ぬぐいをかぶって女装した男たちが、「ヨイッサー」の掛け声で太鼓をたたきながら、讃頭(音頭をとる歌い手)の歌に合わせ踊りを披露します。 |
教えてください 「たて杵と袋の謎」 |
御大将が持っているたて杵と袋には、実は意味があります。「このみやおどり」では、たて杵を男性、種もみの入った袋を女性の性器と見立ててきたようです。神聖なる神様の持つたて杵と袋。そして袋の中に入っている種もみが、発芽し実を付ける。これが、生命の誕生を象徴していると考えられています。 |